住んでいるマンションには和室がありません。少し前の私であったらマンション選びに洋室しか選択肢に入りませんでしたが、今は和室があれば良いなぁと思います。 しばらくは無理ですので、とりあえず”い草”の上敷きの京間(本間)一畳を買って部屋の片隅にお茶のお点前の空間を作りました。京間サイズなので、3尺1寸5分×6尺3寸(955mm×1910mm)です。関東の一畳よりもちょいと大きめです。はやく尺・寸・分の”感覚”を身につけなければなりません。
先生には、薄茶の基本的な一点前を教えて頂きましたが、まだまだ記憶が曖昧で、家でのお稽古といっても”あっているか”分かりません(笑) それでも教えて頂いた記憶をたどりながら少しでも真似をしてみようかと。上敷きとはいえ、本物の”い草”ですし香りもして良い気分になります。今まで最先端ディジタルデバイスを揃えていた部屋でしたが、一角に和が入ってくると雰囲気が変わりました。そして、どんどんディジタル家電が滑稽な物に見えてきました。
何せ本物の畳ではなく、上敷きの言ってみればマットですので、しわが寄ったりと写真を撮るのも大変です(笑) あんまり良い写真ではないので、次回からもっと気合いを入れます。お茶の世界は写真禁制ですが、家での稽古時はたまに写真を撮ろうかと。写真を撮って拡大してみると、また気が付くことが多いことが分かりました。
さて、今日は銀座三越に行った際に、B2の和菓子コーナーに行ってみました。今まで無縁の和菓子の世界、完全にスルーしていたコーナーでしたが今は興味津々。まずは”とらや”さんに行って羊羹から始まっていろいろお菓子について解説頂きました。先生のお稽古時にはいつも生菓子・干菓子が用意されているのですが、どういうところで買ってきているのかな?とか疑問があったので、三越の和菓子メーカーが揃っているこのフロアはいろいろ勉強になりました。
今日は、家での稽古のくせに和菓子をちゃんと買ってきました。菓子鉢なんぞもっていませんので、銀座の和小物屋で見つけたお皿と黒文字で。なんか先生の所にあった黒文字よりもでかいんだけど・・・。
今日のお菓子は、とらやの”あん焼 こがねぎく抹茶餡(まっちゃあん)”です。なかなか美味しいお菓子でした。がっつり食べて口を甘くしてから、見よう見まねのお点前開始。記憶が飛んでいて・・散々ですが・・。
さて、”とらや”の近くに茶舗もありましたので、お抹茶も買ってみました。 一保堂茶舗の”月影”という今の季節限定の物と、それと対照的にさっぱり系の”今昔”(いまむかし)というのを店員さんと相談して決定。こういうお抹茶選びも楽しいですね。レピシア、マリアージュフレールでリーフを探していた頃を思い出します。マリアージュフレールといえば、そろそろ限定Noelが出る頃ですね。
(写真を撮り忘れ一口頂いてからの写真なんだけど(笑))
最近はお茶に関することを調べるのが楽しくて仕方がありません。しかし基本的なお点前もまともではない今、知識だけ頭でっかちになるのは、利休の・・(と書くのはやめましょう。まだまだですので)。とにかくまずは基本のお点前をしっかりと。